何か引っかかる出来事があったり、
違和感を覚える状況が続いたりしているものの、
それが「何の問題なのか」「何の分野の問題なのか」「法律の問題なのか」は、はっきりしない。
困っている気はするけれど、
どこからどう考えればいいのか分からないまま、
時間だけが過ぎていく。
そうした状態に置かれることは、決して珍しくありません。
問題を解決しようとするとき、
私たちはつい、
「これは何の問題なのか」
「どの分野の話なのか」
と分類しようとします。
ただ、最初の段階では、
その分類自体が難しいことも多くあります。
この記事では、
「何の問題なのか」「何の分野の問題なのか」「法律の問題なのか」分からないと感じるときに、
いきなり答えを探すのではなく、
一度立ち止まって考える視点を整理してみます。
「分からなさ」そのものを問題にしなくていい
「何の問題なのか」「何の分野の問題なのか」「法律の問題なのか」分からないという感覚は、
考えが足りないから生じているわけではありません。
むしろ、
状況が複雑であったり、
関係する要素が多かったりする場合には、
問題の輪郭がすぐに見えないのは自然なことです。
この段階で無理に問題を言語化しようとすると、
本来注目すべき点とは違うところに焦点を当ててしまうこともあります。
まずは、
「まだ整理しきれていない状態にある」
という事実を受け止めること自体が、
次の思考につながる出発点になります。
問題を探す前に、状況を眺めてみる
問題を特定しようとする前に、
今どのような状況に置かれているのかを、
少し距離を取って眺めてみることが役に立つことがあります。
「何が問題か」「どんな分野の問題か」「法律の問題か」を決めようとするよりも先に、
「何が起きているか」
「どんな要素が絡んでいるか」
を並べてみるイメージです。
事実として起きていること
まず意識したいのは、
評価や感情を一旦置いて、
事実として何が起きているのかを整理することです。
いつ、どこで、誰が、どのような行動を取ったのか。
自分がどう感じたかとは切り離して、
出来事そのものを振り返ってみます。
この段階では、
それが良いことか悪いことかを判断する必要はありません。
事実を並べること自体が、
後の判断の土台になります。
関係している人や立場
次に、
その状況に誰が関わっているのかを考えてみます。
自分と相手だけの問題に見えても、
家族や職場、第三者の存在が影響している場合もあります。
立場が違えば、
同じ出来事でも見え方は変わります。
どの立場から何が問題になっているのかを意識することで、
状況の整理が進みやすくなります。
今すぐ決めなくていいこと
「何が問題か分からない」「何の分野の問題か分からない」「法律の問題か分からない」と感じるとき、
すべてを早く決めなければならないような気持ちになることがあります。
しかし、
この段階ですぐに結論を出す必要がないことも多くあります。
どの判断が後回しにできるのかを整理するだけでも、
思考の負担は軽くなります。
自分が何に引っかかっているのかを言葉にしてみる
「何が問題か分からない」「何の分野の問題か分からない」「法律の問題か分からない」と感じるときでも、
多くの場合、まったく何も感じていないわけではありません。
はっきりした不満や結論にはなっていなくても、
どこか引っかかる点や、気になっている出来事があることがほとんどです。
この段階では、
それを無理に整理された言葉にする必要はありません。
「何が嫌だったのか分からない」
「うまく説明できない」
という状態のままでも構いません。
ただ、
引っかかっている出来事や場面、自分の反応を、
箇条書きでもメモでもいいので書き出してみると、
自分の頭の整理にもなるだけでなく、仮に今後誰かに説明することになったときにその相手が状況を把握しやすくなったり、後から見たときに、自分が何を気にしていたのかが見えやすくなることがあったりします。
何が問題の本質なのかは「後から」分かることもある
最初から問題の形がはっきりしているとは限りません。
状況を整理していく中で、
徐々に焦点が定まってくることもあります。
「何が問題か分からない」「何の分野の問題か分からない」「法律の問題か分からない」という状態は、
考えが止まっているのではなく、
考えが進行中であることの表れとも言えます。
急いで名前を付けようとせず、
状況を眺め続けることで、
後から自然と言葉になることもあります。
それでも整理しきれないとき
状況を眺め、整理を試みても、
なお「何が問題か分からない」「何の分野の問題か分からない」「法律の問題か分からない」と感じることはあります。
それ自体は、不自然なことではありません。
この段階では、
無理に一人で結論を出そうとする必要はありません。
考える材料を増やすために、
第三者の視点に触れることも一つの選択です。
判断を急がないことも、
状況に向き合うための大切な姿勢の一つです。
こうした視点を踏まえて、今抱えている問題について一度考えてみることで、
状況が前に進むきっかけになるかもしれません。