前の記事では、
その投稿のどこが気になっているのかを、
いくつかの要素に分けて見てきました。

事実の問題なのか、
書き方や評価の問題なのか、
そして、
自分のことだと感じるかどうか。

ここからは、
もう一つの大切な視点に進みます。

それは、
その投稿が、
誰に向かって、
どのくらいの範囲に届いているのか、
という点です。

同じ内容でも、
見ている人の範囲や立場が違えば、
受け取られ方や影響の広がり方は変わります。

この回でも、
何かを決めたり、
対応を選んだりすることはしません。
まずは、
その投稿がどんな場所で、
どんな人たちに見られているのかを、
少しだけ丁寧に見ていきます。

それは、本当に自分のことだと言えるのか

投稿を見たときに、
「これは自分のことだ」
と感じることがあります。

その感覚自体は、
とても自然なものです。
けれど、
その感覚と、
実際にそう言える根拠があるかどうかは、
必ずしも同じではありません。

たとえば、
名前や具体的な出来事が書かれているのか。
あるいは、
他の人のことだとしても当てはまるような、
抽象的な表現なのか。

書かれている情報だけを見たときに、
他の人も同じように
「この人のことだ」と
読み取れるのかどうか。

この違いによって、
その投稿が
どのくらいの範囲に
「自分のこと」として
届いているのかは変わります。

まずは、
この投稿を、
自分の話だと言えるだけの材料が
どこにあるのかを、
一度切り分けて考えてみてください。

誰に向けて書かれているのか

その投稿が、
自分のことだと言えるかどうかを考えるとき、
次に見たいのは、
書いた人が誰に向けて
その言葉を発しているのか、という点です。

特定の誰かに向けたつもりの言葉なのか、
それとも、
広く誰にでも読まれることを前提に
書かれたものなのか。

同じ内容でも、
向けられている相手が違えば、
意味の持ち方は変わります。

書いた人が、
どんな相手を想定していたのかを意識してみることで、
その投稿が、
どんな範囲に向かって発せられたものなのかが、
少し見えてくることがあります。

実際に見ているのは、誰なのか

書いた人が想定していた相手と、
実際にその投稿を見ている人たちは、
必ずしも一致しません。

限られた相手に向けたつもりの言葉が、
思いがけず、
別の人たちの目にも触れていることがあります。

そのズレによって、
投稿の意味や影響が、
書いた人の意図とは違う形で
広がることもあります。

この投稿を、
いま実際にどんな人たちが見ているのかを考えることで、
その言葉が、
どこまで届いているのかが、
少しずつ具体的になります。

他の人にとって、自分のことだと分かるのか

その投稿が、
自分のことだと言えるかどうかは、
自分の感じ方だけでは決まりません。

大切なのは、
それを見た他の人たちにとっても、
「この人のことだ」と
読み取れるかどうかです。

たとえば、
名前や具体的な出来事が書かれているのか。
あるいは、
業界や地域、立場を知っている人であれば
自然と特定できるような情報が含まれているのか。

こうした要素があれば、
その投稿は、
見る人によっては
かなり具体的な「誰かの話」として
受け取られます。

一方で、
誰にでも当てはまるような
抽象的な表現だけであれば、
自分はそう感じても、
他の人には特定できないこともあります。

この違いによって、
その投稿が
どの範囲に向かって
「自分のこと」として届いているのかは、
大きく変わります。

どのくらいの範囲に広がっているのか

誰が見ているのかに加えて、
その投稿が、
どのくらいの範囲に広がっているのかも、
大切な視点です。

ごく限られた人だけが目にする場所なのか、
それとも、
多くの人が簡単にたどり着ける場所なのか。

また、
今この瞬間だけ見られているのか、
検索などを通じて、
あとからも見られ続けるのか。

こうした違いによって、
同じ投稿でも、
「自分のことだ」と受け取られる可能性や、
その影響の広がり方は変わります。

この段階では、
良いか悪いかを決める必要はありません。
まずは、
その投稿が、
どんな範囲に向かって存在しているのかを、
整理してみてください。

どのくらいの範囲に向かって届いているのか

ここまで見てきたように、
その投稿が、
誰に向けて書かれ、
誰が実際に見ていて、
そして、
誰にとって自分のことだと分かるのかによって、
届き方は大きく変わります。

それは、
単に何人が見ているか、
という数字の話ではありません。

どんな立場や関係の人に、
どのような形で届いているのか。
その構造によって、
同じ投稿でも、
受け止められ方や影響の広がり方は変わります。

この段階では、
その広がりが
大きいか小さいかを
評価する必要はありません。

まずは、
その投稿が、
どのくらいの範囲に向かって
存在しているのかを、
少し整理できていれば十分です。

からは、
ここで見えてきた届き方の違いを踏まえながら、
状況の整理をさらに進めていきます。